【前半/米国発】アニマルコミュニケーター、太尾和子さんへのインタビュー

太尾さんは米国はカリフォルニア州でアニマルコミュニケーターとして20年以上にもわたり、動物達の心の声を聞いてきました。「動物達には彼らが産まれて来た理由と、仕事がある。」とおっしゃった太尾さん。動物達は私たちにどんなメッセージを伝えてくれているのか、お話を伺ってみました。 〜Big Tree for Animals

──アニマルコミュニケーション(以下AC)には、一般に言う「霊感」を使うんでしょうか?

私が理解している限り、霊感というのは、クライアントの方々の前世を視たり、将来を視たりする能力だと思うんですが、ACをする時には必要ないんですよ。ACはテレパシーを使うんですよ。テレパシーとは人間の「第六感」をという事なのですが、この世にいる限り、植物でも動物でも、人間でもそれを持って生まれて来ているんです。でもその中でも人間は、一番その「第六感」を使わない生き物なんですよね。ですが、それを開拓する練習をすれば、動物だけに限らず植物とも話しができます。あとは、水晶(クリスタル)ともお話が出来るんですよ。

太尾さんの愛犬カイくん、愛猫のセオくんとゆずちゃん
太尾さんの愛犬カイくん、愛猫のセオくんとゆずちゃん

──だからACができるようになるには、練習が必要で、ワークショップなんかがある訳なんですね。以前は「特別の能力」を持った人しかできないという印象だったんですが、誰でも学べば出来る様になるんでしょうか?クライアントを持ってプロとして働くといううレベルまでは達しなくても、自分の愛犬や愛猫とのコミュニケーションがとれる様になりますか?

うーん、練習さえしてゆけば・・・なれますよ。でも本当は、自分の動物と話すというのはものすごく難しいものなんです。皆さん自分の動物とお話したいから、ACをやってみたい、と言う興味が出てくると思うんですが、実際には、ACをする為には、どんな事をその動物に言われても、感情的に揺さぶられないような中立の立場にいる必要があるんです。ところが、実際は自分の動物と話す時は、その「中立の立場」にいる事が一番難しくなるんです。どうしても自分の感情、願い、例えば「こういう事を言って欲しい。」、「もし私の動物があんな事言ったらどうしよう!」など、そういう先入観が先に走っちゃうと、全然テレパシーが入らなくなっちゃうんです。もう壁がボーンとできちゃって。(笑)だから私のクラスでも一番最初に言う事が、「皆さん最初は自分の動物以外と練習して下さい。」という事なんです。自分の動物と練習しようとして、そして全然旨くいかなくて、がっかりして、あきらめちゃうのでは、よくないですから。

──なるほどー、他の動物との練習を重ねてゆく事で、まず自信をつけてゆくんですねー。

そうですね、ですから私は最初から「自分の動物とお話するのは難しい事だ。」と言わないと、生徒さんは「あー、私ダメだ全然できない。」っていう事になってあきらめちゃうと思うんですよね。「自分飼っている動物とすら話せないんじゃ、人様の動物と話せる訳がない。」っていう風に考え出しちゃうと思うんです。でもそれは結局反対なんですよね。(笑)

──太尾さんはAC歴が長い(20年以上)ので、ご自分が一緒に暮らしているペット達とのコミュニケーションはとれてらっしゃるんですよね。

うん、そうですね。私はとれますよ。

動物とコミュニケーションしたいときは、自分の伝えたい事を本当に心底信じて、自分の心にも正直に話す。そうすると動物はちゃんと理解してくれます。

──普段、自分の動物とACを使って会話をする割合と、普段一般に私たちが、人間と動物としての感覚でコニュニケーションをとる割合はどのくらいですか?

私はやはりACを使って会話する方が多いですね。その動物が自分たちの所で飼っている子の場合は、実際に私たちの声を聞きたがるので、じーーっと黙ってテレパシーで話してあげるよりも、声やジェスチャーを使って話してあげるほうが喜びますよね(笑)。ですから私の犬の「カイ」に話すときも声に出して会話します。もちろん、その時は完全にACのテレパシーのモードでという事です。でも、やっぱり動物は動物ですよね。犬は犬の、猫は猫の考え方や行動の仕方がありますので、その部分は無視はできない。ですから、いくら私が動物と話せるといっても、相手は動物だ、という事は忘れてはいけないと思うんですよね。人間ではなくて、相手は動物。それを「尊重」するべきだと思うんですよね。私と動物は考え方がちがうし、行動の仕方も違う。

動物とコミュニケーションしたいときは、自分の伝えたい事を本当に心底信じて、自分の心にも正直に話す。そうすると動物はちゃんと理解してくれます。ACはもちろんテレパシーを使いますけど、その本当の意味は「心と心のコミュニケーション」だと、私はよくクラスで説明するんですよね。心から、本当に言おうとする事を私たちも信じて、そして心から正直に動物に話せば通じると・・・。そして、動物達からの私達へのコミュニケーションも、彼らの心から来てるものなんです。頭じゃないんです。人間と人間のコミュニケーションの場合、頭でわーっと言う事を考えながらいいますよね、動物の場合は心からお話するという話し方なんですよね。

──「本当に自分の心に正直になる」そういう部分を私たちは動物達から学ばせてもらっているんでしょうね。

それもACの利益の一つです。ACを通して動物の精神面を理解できると思うんですよね。私たちは普段「うちの猫は丸くなって寝ている。」とか、「うちの犬は外でボールを追いかけて、走り回ってるのが好きだ。」とかぐらいしか分からないんですよね。それこそ今は、世間でも匂いで人間のガンを発見できる犬など、動物の「価値」というものも上がって来てはいますが、でも一般的に、ACなしでは実際に動物がどれほどまでに人間の精神力、人生、そしてその人の考え方を理解しているかというのは知られていません。ですから、そういう意味でも、人間が動物の事をもっと貴重な存在として考えられるようになってほしいなと思うんですよね。まだまだ一般的に、「人間は動物より上」という考えですよね。結局このお仕事をしていると、植物でも木でも、動物でも、皆平等なんだいう風に考えられるようになってるんですよね。誰でもがみんな生きている、命を持っている。そして、命を持って生存しているものは皆同じだ、という風に考えられる様になってくるんです。それはすごく大事な事だと思います。だって、お互いの命をもっと大切にしようと思えてくると思うんですよね。

亡くなった動物から送られてくるメッセージには、ものすごく心に響くものもあるんです。ですから、セッションしながら、涙がぼろぼろ出てくるというのもあるんですよ(笑)。

──それでは、実際に太尾さんがACをするにあたって、動物からのメッセージはどのように伝わってくるのでしょう?

これはACを行うコミュニケーターによって違うんですよ。例えばイメージでつたわってくるとか・・・でもたいてい動物の感情はどのコミュニケーターさんでも感じる事だと思います。あとは、感情とイメージとか、あるいは感情と言葉が聞こえてくるなど・・・。

──前回私の愛犬についてセッションして頂いた時に、太尾さんはまるで、同時通訳のような感じで、答えがぽんぽん返ってきた事に驚いたんですが。

やっぱり、私がACを始めたばかりの頃は、もっとスローペースでした。イメージの入り方でも、動物が何を言おうとしているのかを、私が解釈するのに時間がかかってましたが、こうして長い間やっていると、だんだんスピードが早くなってくるんですよね。これはヒーリングでも同じで、例えば「レイキ」のエネルギーを流すのでも、私たちの身体の中にあるチャンネルがもっと開いていると、(ヒーリングの)エネルギーが流れやすいんです。それと同じで、私もセッションをする事に慣れていますので、「これからセッションをする。」と自分の中でしっかりと「意図」する事によってチャンネルが開いてくる訳です。

その「意図する (Intention)」っていう事が、実はものすごーく大切なんです。しっかりと意図する事によって、全ての事が可能になります。特にエネルギーヒーリングの場合はそこがとても大切なんですよね。ですから、私がACのセッションをする前に、飼い主さん、そして動物の名前を見て、「これからセッションをします。」という意図をする。それだけでもう準備が出来る訳です。

ですから、今では確かにスピードは早くなりました。私の場合は言葉が聞こえてくるんです。聞こえるというより、言葉が身体に入ってくるんですね。

セオ
外を見つめるセオくん。とても17歳には見えないですね。

──耳から聞こえるんじゃないんですよね?

耳から聞こえるんじゃなくて、身体・・・結局、心で言葉を感じるんですね。ですからまず私の心で受け止めて、もし「あ、今の意味ちょっと分からないなー。」という時に、今度はそれを脳へ持って行って、そこで解釈の仕方を考える。人間のコミュニケーションの場合は脳と脳ですよね、動物とのコミュニケーションの場合はまず心で受けて、そして必要であれば脳へ持ってゆくというふうにしてます。でもそれも今は無意識でやってますよね。私の場合は映像は4分の一くらいかな。ほぼ言葉と感情で理解してます。

──感情というのは、自分が普段感じる感情と同じようなものなのか、それとも、あ、これは動物の感情だな、とはっきり区別がつくような感じなんですか?

(セッション中は)私自身の感情は横においていますので、私に伝わってくる感情、例えば恐怖感、淋しさ、喜びなどは動物から来ているものだという事が分かるんですよ。中でも、亡くなった動物から送られてくるメッセージには、ものすごく心に響くものもあるんです。ですから、セッションしながら、涙がぼろぼろ出てくるというのもあるんですよ(笑)。という意味で、セッション中に自分の感情を完全に遮断するという事はないんですが、それがセッションの邪魔になるという事はありません。泣いているのも、感激して泣いているだけで、動物からのメッセージを受けとるのに支障はないんです。常に私の身体、心、脳を全部動物の位置と同じレベルに合せるようにしています。

──そうなるように出来るのも練習が必要なんですよね。

一番大切な事は、「人間と動物は同じレベルにある」という事を、頭だけではなく、心でも完全に信じ、受け入れないと、動物と同じ立場に合わせられないんですよ。どうしても人間の方が動物よりも上で、動物は人間よりも下の存在だと思っていたら、動物との振動数が合わせられないんです。それが合わせられないと、絶対にコミュニケーションはできません。できないていう事はないけれど、どうしても「ただ、人間が動物に話している。」というだけのコミュニケーションになっちゃうんですよね。心と心のコミュニケーションではなくて、頭で話しているコミュニケーションになってしまいます。

ここで、インタビューの前半は終了。次回は実際に動物達がどんなメッセージをくれるのか、動物達が私たちと一緒に暮らす理由はなんなのか・・・など、その他お話は続きます。後半インタビューはこちらから

太尾和子、アニマルコミュニケーター太尾和子
アニマルコミュニケーター
URL: http://www.animaltelepath.com/ja
プロフィール:米国カリフォルニア州にて、10歳半のMIX犬「カイ♂」、17歳のロングヘアーの虎猫「セオ♂」、そして2歳のシャムと三毛猫のMIXである「ゆずちゃん♀」(3匹ともにレスキュー)と暮らしている。1988年より公認獣医看護師として米国の動物病院に勤務。それ以前からスピリチュアル、占星術、サイキック、ヒーリングの世界に興味を持ち、ペネロペ・スミス氏(Penelope Smith)の指導の元、アニマル・コミュニケーションを学び、1990年にはアニマル・コミュニケーションのサービスを開始し、現在にいたる。

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