【ペットの車内放置防止につなげよう!】夏★車内に放置された犬達の苦しみを自ら体験した獣医師がいた

ペットを車内に放置して死なせてしまう事故は毎年のように起っています。「車内放置」という言葉を聞くと、長い間という印象があるかもしれません。実はたったの5分でも車の中の気温は急上昇し、とても暑くなってしまうのをご存知ですか?人と同じ様に体中から汗をかけない犬にとって、体温を下げるのは簡単な事ではないかもしれません。真実を知って頂き、このような悲しい無意味な事故がなくなることを祈ります。〜Big Tree for Animals

ビデオの日本語訳

──獣医師、アーニー・ワード先生

こんにちは、私たち獣医師はペットの飼い主さんに「絶対にペットを車の中に放置してはいけませんよ。」と言っているのを覚えていますか?車内はとても熱くなってしまうからです。今日は典型的な夏の日です。私は駐車された車内に放置された車の中がどんなに熱くなるのか、テストしてみる事にしました。では中に入りましょう。

──車の中に入るワード先生

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さて、僕はあなたのペットの役です。そして車の中に入りました。車の4つの窓は数センチ程開いています。そしてタイマーをスタートさせて、車内がどのくらいでどれ程暑くなるのか調べてみましょう。現在、温度計は(摂氏)35度を示しています。確かに暑いですが、まだ車内に入ったばかりなので大丈夫。時間が経つとどうなるのか見てみる事にしましょう。

──5分経過

オーケー。5分経過しました(タイマーを見せる)。車内は信じられない程暑くなっています。車内の温度は37度近くにまで上がっています。この中にいると、息が苦しくなるような暑さです。4つある窓は全て数センチ空いているのに、風は全く入ってきませんので、一切空気の動きが感じられません。まったく耐え難い状況であるとしか表現の仕方がない感じです。

──10分経過

とても忍びがたい状況です。車内の気温は41度。我慢するのが難しくなって来た感じです。車の外の木を見ると、外は風が吹いているのが分ります。この車の窓は全て数センチもしくはそれ以上開いているのにも関わらず、外の風は一切車の中には入ってきません。まったくイライラしてしまいます。もし僕がこの車の車内に残された小型犬であれば、不安になって鳴き声をあげたりしているでしょう。この状況におかれた犬達の中核体温(深部体温)はとても高くなってしまっていると思います。先ほども言いましたが、始まってから10分経った現在の車内の気温は41度。この実験をしなければよかったかも知れないという後悔の気持ちが出始めています。

──15分経過

始まってから15分経ちました。私のいる車内の気温は43度に達しました。この環境で、もし私がシニアの小型犬だったとすると私はとても深刻な状況に陥っています。

──20分経過

もうすぐ20分経過しようとしています。温度計は43度から44度の辺りを行ったり来たりしています。もう言う必要ないかもしれませんが、ここは過酷な暑さです。

──25分経過

25分が経過しました。あぁ、神様・・・車内の温度は・・・45度になりました。まったく、最悪の状況です。僕が今考えられる事はたった1つ。車の中から出る事だけです。僕の身体の全てが「外に出ろ!」と言っています。汗が体中から流れ出ているのが感じられます。見て分りますか?僕の服は汗でびっしょり濡れています。汗が顔や鼻や唇から滴り落ちています。少なくとも人間は汗をかく事ができますが、犬には汗はかけません。私がこの実験を試みたのは、車内に閉じ込められたペット(犬)がどのように感じるのか体験してみるためでした。無力で、自分に起っている事に対してまったくコントロールがきかない、何が起っているのかも理解できない。分るのはここはとても暑くて、身体が過熱し過ぎ、大変危険な状況にあるという事です。これは非常に悲惨な死に方です。

──30分経過

やりました。30分経過の目標に到達しました。窓を少し開いた状況で駐車された車内で30分間過ごしました。現在の車内の気温は46度。とても暑いです。暑い車内に閉じ込められた犬の状況を体験したくてこの実験をしてみました。しかし、私自身は自分が何をしているのか理解していますし、全ては私自身によってコントロールされた状況にあります。私が思いを馳せるのは、何が起っているのか分らない犬達にとって、飼い主さんがいつ帰ってくるのかわからない中、暑さのなか、ゆっくりと身体のエネルギーを吸い取られて消耗して行く事が、どれ程無力で恐ろしい事だろうかという事です。皆さんには色々な言い訳があるかもしれません。「数分だけだから」「窓を開けて行くから」「風も吹いているし、そんなに暑い日ではないから」しかし、皆さんも犬達が体験した暑い暑い車内で同じ時間を過ごさない限り、そういった言い訳はまったく無意味です。この経験は、獣医師の私にとっても目を覚まさせてくれるような体験でした。この体験のお陰で以前にも増して断固として、情熱をもって「絶対に、絶対にペットを夏の暖かい日に車内に置き去りにしてはなりません。」言えます。

 

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