今年も早いものでもう12月☆クリスマスのシーズンですね〜。アメリカではクリスマスのシーズンになると「ペットの安全に関する有益なヒント集」関連の記事が増えます。プレゼント交換やパーティーなど、イベントの多い時期ですが、ペットの色々なアクシデントなど、ペットが怪我をしたり病気になったり、最悪な場合には亡くなってしまうような大事故にもつながります。そうならない為に私たちが気をつける事を10つ紹介してみました。〜Big Tree for Animals
1)クリスマスツリー&ティンセルなどの飾りに気をつける
日本ではあまり大きなツリーは使われないと思いますが、アメリカでは180センチはある様な本物のツリーを家の中に飾る事が多いです。本物のツリーを飾るお宅ではツリーの根元にある水をペットが飲んでしまわないように気をつけましょう。お水には木が長持ちするように科学肥料剤が入っている事もあり大変危険です。また、ツリーに飾られたキラキラのティンセルは特に猫ちゃんにとっては魅力的です。その他ツリーに着いているオーナメントなどもペットにはオモチャに見えてしまう事も!間違って飲み込んでしまうと大変危険です。また、高い所にもアクセスできる猫がキラキラ光るティンセルに飛びついて木が倒れたりしないように、ツリーはしっかりと固定しておきましょう。またティンセルを誤って飲み込むと、お腹の中で消化できず手術が必要になったりする事もあるそうですので、できれば他の飾りを使う方が安全です。
スポンサードリンク2)クリスマスシーズン特有の植物はペットにとって危険!
クリスマスになると、飾り付けなどで使われるヤドリギ、ヒイラギ、そしてポインセチアなどは実はペットには危険な植物として知られているようです。ヤドリギを食べてしまった場合には吐き気で吐いたり、下痢などの症状。ヒイラギは胃腸や心臓血管の問題を引き起こします。ポインセチアはよだれ、口(腔)内疼痛や吐き気、また猫の場合ユリ科の植物を食べてしまうと腎不全を起こしてしまいますので、本物ではなく、造花や増植物を使ったり、ペットフレンドリーな植物を選ぶ等して下さい。また本物でなくてもツリー木の針を誤って食べてしまわないように掃除は頻繁に行いましょう。
3)キャンドルとペットは火事の元
クリスマスといえばキャンドルライト☆ロマンチックですが、ペットがいる場合は安全とは言えません。特に猫などは高い所にあるキャンドルにもアクセスできますし、いつもは落ち着いているペットでも例えばお客様が来た時などにパニックになりキャンドルを落としてしまったり、誤ってシッポに火がついたりしてしまっては取り返しがつかない事になります。ペットがいるご家庭ではLEDライトなどを使ったフレームレスキャンドルをおすすめします。
4)プレゼントのパッケージの誤飲に注意
プレゼント交換などで開けたプレゼントの包装紙、リボンなどをペットがおもちゃにして、誤って食べてしまわないように片付けておくようにしましょう。包装紙やリボンなども毒性のないペットフレンドリーな物を選びましょう。
スポンサードリンク猫のための家庭の医学 一家に一冊の健康本 2つのコトバで愛猫の健康寿命が延びる [ 野澤延行 ]
我が家のネコちゃんを長生きさせたい!そんな愛猫家の方々に朗報!猫が人と共に健やかに暮らせるためのネコちゃんのための「家庭の医学」。猫の「幸せな長生き」を願う「ねこはときめく」「またたびにこい」 2つのことばを意識してクラスことで愛猫の健康寿命を延ばそう!
5)ホームパーティーなど、来客時に気をつけてあげる事
クリスマスパーティーなどで家にお客様をご招待する時には、ドアの開け閉めでペットが逃げてしまわないように充分に気をつけましょう。万が一逃げてしまった時の為に普段から家の電話番号と名前を書いた迷子札を首輪につけておく事が一番大切です。またお客様がくる事に慣れていないペットの場合には大変な負担になりますので、パーティーの日はドッグホテルに預けるか、家の別室にペットが落ち着いて誰にも邪魔されない場所を作ってあげたりクレートに入れてあげると安全です。(*クレートトレーニングについて、クレートトレーニングはグレートトレーニング!)ワンちゃんの場合、パーティーの途中でもトイレに連れていってあげる事も忘れずに、スマートフォンなどについているアラームを設定しておくと忘れる事もなくて便利かもしれませんね。万が一粗そうをしてしまっても、絶対に叱らず汚れを片付けてあげて下さいね。
6)クリスマスの食べ物に注意する
パーティーなどのごちそうを楽しむのは人間だけにしましょう。犬や猫用に作った以外の食べ物は塩分、砂糖、化学調味料などペットの身体には良くない事が多くありますので、お客様にも「ペットには何もあげないでくださいね。」とお願いしておくと良いかもしれません。大きな犬や猫は食べ物のおいしそうな匂いに誘われてテーブルの上においてある鶏肉(骨付き)などを食べてしまう事もあります。料理されている鶏肉の骨は、折れた時にその鋭い骨先がペットの内臓を傷つける事がありますので絶対に食べさせないように注意しましょう。
7)お酒はペットには命取り
たった2テーブルスプーンのアルコールは小型犬を昏睡状態にしてしまう事を覚えておきましょう。カクテル、ビール、お酒などのアルコール飲料は絶対にペットに与えない事、そして絶対にペットの手の届かない所に置いておきましょう。
8)ペットの食事と散歩は通常通りに行う
お客様やパーティーなどペットにとってはストレスになる事もあります。犬にとっては毎日のルーティーンがとても大切だったりしますので、パーティーがある日でも食事や散歩はいつもと同じ時間にして少しでもストレスにならないようにしてあげて下さい。
9)犬や猫のストレスサインを知る
犬が暑くもないのに下を出してはぁはぁと息をしたり、頻繁にあくびをしたりするのはストレスを感じているという意味です。また急に抜け毛が増えたりりフケが出たり、身体が震えたりする場合もストレスのサイン。このような犬や猫のボディーランゲージやカーミング・シグナルを学んでおくと、パーティーなどでお客様が見えた時にそのストレスを察知し、ペットを他の部屋に連れて行ってあげるなどして対応する事ができます。日頃から知っておくと便利な犬のボディーランゲージ、猫のストレスサイン等が書かれている以下サイトも是非ご覧下さい:
- 犬のボディーランゲージ
- 犬のボディーランゲージ2
- 【米国発】連載コラボ企画!第2回目:犬のボディーランゲージ
- 犬の表情やボディーランゲージを読む
- 【米国発】連載コラボ企画!第10回目:犬のカーミング・シグナルを知る
- お客様が来た時に便利?「正しくない犬へのあいさつ」
- 猫ちゃんのストレスサイン
10)ペットをクリスマスプレゼントにしない
アメリカでもペットを家族や恋人のクリスマスプレゼントに購入するという事が未だに行われています。ペットといっても私たちと同じ暖かい血の流れるかけがえのない命です。犬や猫は長くて20年生きる事もあります。ペットと暮らすという事は10〜20年もの間、病気の時も怪我をした時も獣医さんに連れて行ける経済力と、毎日の散歩、質の良い食事、トレーニングなど、大きな責任が伴います。ですからペットが欲しい場合には事前にきちんとした下調べをして、どのような犬種、サイズ、年齢、性別のペットが自分のライフスタイルにあっているのか等を調べたり、必要なトレーニング、用具などをそろえたりする必要があるのです。またペットショップに売られている90%が正しい繁殖の知識をもたない自称ブリーダーさん(信頼のおけるブリーダーとは?)や仔犬・仔猫工場(パピーミル)から来ており遺伝子などの問題をきちんと調べて繁殖をしない為にアレルギー、内臓の疾患など様々な心身の問題を抱える事が多くあります。終わらないペットの殺処分をなくす為にも、是非動物愛護センター、または地元のレスキュー団体からペットを迎えてあげる事も考えて頂きたいと思います。