不覚にも訳しながら涙が出そうになった素敵なお話です!我が家の犬も軽いリバーシャントだったので、少し感情移入してしまいましたが、犬も家族。尊い命。無償の愛を私たちにくれる動物の家族達ですから、私たちも可能な限りの愛をリターンしたいですね。 〜Big Tree for Animals
米国フロリダ州の婚約カップルがニュースで話題になっていました。彼らはシェルターから譲渡して来た愛犬の為に、これまで貯金してきた自分たちの結婚式費用をなげうって犬を救ったという話です。
メラニーさんとエディさんはコーダどいう仔犬を譲渡します。しかしコーダは思い病気を煩っていた事が判明しました。その治療費や薬代は莫大な金額でした。2人はコーダの命を救う為に10月に予定されていた自分たちの結婚式の費用を使う事にしたそうです。

彼らの式の準備はもう全部出来ていたという事です。メラニーさんとエディさんは彼らの愛犬コーダにハリファックス・ヒューメインソサエティというシェルターで出会いました。小さな仔犬のコーダは兄弟の中でも未熟児だったピットブルテリアのミックス犬でした。婚約中だったカップルはこの愛らしい仔犬に一目で恋に落ちてしまいます。
しかし未熟児だったコーダには身体的に色々なチャレンジがありました。メラニーさんとエディさんはコーダを譲渡した時点でこの事実を承知していました。しかし、コーダの状況が思った以上に思わしくなく、これはただごとではないと感じたのでした。
カップルの予感は当たります。コーダを獣医に診せた時、獣医はコーダが今迄診た中でもワーストケース(最悪の)リバーシャントだと診断したのでした。
犬がリバーシャントと診断された場合、その犬の肝臓は十分な血液を受ける事が出来ず、肝臓としての役割が果たせていないという事です。肝臓は通常、大きなざるのような役割をして身体の毒素を取り除いてくれます。コーダの状況は彼の肝臓がちゃんとした役割を果たせていないという結果、かれの様態はとても早い悪化の道を辿っていました。一日も早く治療をしなければ彼は死んでしまうという事でした。
メラニーさんとエディさんはどんな事があってもコーダの命を救うんだと誓います。加入していたペット保険会社がその高額な支払いを拒否した為に彼らが今迄貯めていた結婚式用の費用を現金に直す事になりました。
「もしももう一度同じ状況になったとしても同じ事をするだろうと思います。」と新郎のエディさん。新婦のメラニーさんは「私たちじゃなくても他の人もきっと同じ事をしただろうと思います。コーダは生きて愛される価値があるんだから。」と言いました。
スポンサードリンク
この話を聞いたハリファックス・ヒューメインソサエティのスタッフは、どんな事をしてもコーダを救うと決めたこのカップルに大変感動しました。
「私たちスタッフは全員大変心を打たれました。」シェルターのエグゼクティブ・ディレクターのアビハセンさんは続けました。「自分を犠牲にしたこのカップルの為に私たちも何かしなければならないと感じたのです。」
その日からシェルターのスタッフはメラニーさんとエディさんの為に夢のような結婚式を作るお手伝いをする為に走り回りました。シェルタースタッフは彼らの為にコミュニティーにあるビジネスやお店に連絡をとり、結婚式用のグッズやサービスを寄付してもらいないかと頼みます。コミュニティーからの反応は想像を超えるものでした。
「私たちにも自分の娘達と同じ数だけの犬がいるのよ。治療費だとか食費だとか色々大変なのはとてもよく分かるわ。」といって結婚式用の料理、テーブルの飾り付けやパーティー会場を寄付してくれたのはご主人と一緒に「アンバーのジュエルケイタリング」というイベントの配膳業を営むシェフのリアンさんでした。リアンさんはこの心優しいカップルが自分の愛犬の為に何をしたかと聞いた時、助けずにはいられない気持ちになったという事です。
「自分の犬達にも娘を嫁に出したときと同じくらいの費用を使ったぐらいだもの(それぐらい犬達が好き)、このカップルを助けない訳にはいかないでしょ?」とリアンさんは言いました。
メラニーさんとエディさんはコミュニティーの皆さんの親切に心から感動し、元気になったコーダを安心した思いで見ながら、皆さんの恩恵で作られた結婚式でバージンロードを歩くのを楽しみにしています。
メラニーさんは「色々な経験の中で色んな障害もあるけれども、その中で正しい選択をする事で皆さんにこんなにしてもらえるなんて本当に人生って素敵だなとおもいました。」と嬉しそうに言ったという事です。