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【ハッピーバレンタインデー!】動物ラブコネクション?

目次

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バレンタインのシーズンという事で、米国NY州とCA州にあるファームサンクチュアリーのスタッフが紹介するサンクチュアリーでの家畜動物の関係についてのビデオでーす♥ 〜Big Tree for Animals

ビデオの日本語訳

──オープニングシーン

「こんにちは!私はファームサンクチュアリーのナショナル・シェルター・ディレクターのスージーです。今回は2月(バレンタインシーズン)という事で、動物達の関係(パートナーシップ)についてお話したいと思います。といっても、動物と人間の関係ではなく、動物と動物の関係についてですけどね。」

──子豚のシーン


Watkins Glen, New York (Farm Sanctuary) / bronayur
「スプリンクルとティムはまだ小さな子豚だった事からいつも一緒です。ファームサンクチュアリーの動物達、人間も含めて、家畜動物、犬や猫などは皆、とてもとても強い絆で繋がれており、一生涯続く関係を築きます。特に豚達のその強い絆は良く知られています。ですから、この豚達(スプリンクルとティム)は一生添い遂げるでしょう。この子達の場合は本当に小さな赤ちゃんの時から一緒でした。一時期ティムに少し問題があり、しばらく離れていた事もありましたが、今はまた一緒に過ごしています。私たちは家畜動物にそのような深い愛情関係がある事に対して目をつぶってみないようにして来た部分があるかと思いますが、その絆はとても深いんですよ。そして、それは他の動物にも言える事ですね。本当に、彼らはいつも一緒です。」

──ヤギのシーン

Goats family

「その他のファームでの関係には、家族関係というものもあります。このヤギはマージェリーといい、その横にいるのが、彼女の子供のガブリエルといいます。そしてリジーもいますが、今日は寒いので、小屋の中に隠れてますね。ココにいるのが、ズズーであちらにいるのがオトーで、彼らは双子なんですよ。このヤギ達はこれから一生このサンクチュアリーで暮らす訳ですが、見ての通り、彼らはいつも彼らのお母さんと一緒です。夜はいつも一緒に寄り添いながら眠り、その他の時も常に一緒です。母親は子供達を見守っています。先ほども言いましたが、この子達も生涯一緒に暮らす強い絆で結ばれているのです。ミルク用のヤギとして生まれて来た訳ですが(この子達は動物虐待ケースでこのサンクチュアリーに来ました)、この母ヤギは、彼女の今までの人生で初めて、自分の子供達と一緒に過ごす事ができるのです。ですから、彼女にとってはすてきなバレンタインプレゼントになりますねー。(訳者注:ミルク用の動物はミルクを出すのに、人間同様妊娠していなければなりません。ですから、ヤギも牛も常に人工妊娠させられ、ミルクを作らされます。そして、生まれた子供はすぐに引き離され、殺されたり、肉《牛の場合はヴィール=非常に残酷な過程で作られます。》になったりするのです。)」

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──ニワトリのシーン

「私が大好きなファーム動物の関係の一つがこの雄鶏と雌鳥の関係です。ここにいるのが、アーメンタ(雄鶏)と彼の家族達です。アーメンタは、彼の家族達にエサの場所を教えるばかりではなく、彼の家族達を守る事をとても大切にしています。このファームのニワトリで一番家族を守る事を真剣に考えているんではないでしょうか(笑)。例えば空に鷹が飛んでいたり、何か危険なモノが近づいて来たりした場合には、とても高い声を出して家族に危険を知らせ、そして家族を安全な小屋に引導するんですよ。常に周りの状況を監視し、家族とコミュニケーションをとりながら過ごしていますし、彼の家族は彼の事をとても愛しています。」

──アヒルとガチョウのシーン

「ここにいるのは、アヒルとガチョウ達です。後ろにいる2羽のガチョウはブリンとベッシーです。ブリンとベッシーは今年25歳で、彼らはほんの小さな赤ちゃんの頃から一緒にいるんですよ。このサンクチュアリーで育ち、今までずーーっと一緒に暮らして来たんです。私が考えられる関係の中で一番素敵な関係じゃないでしょうかね。とにかくいつも一緒です。ブリンはベッシーをいつも守ろうとしますね。ベッシーは今こそ関節炎持ちなんですが、それまではとても健康に暮らしてきました。2羽はとにかく24時間いつも一緒で、お互いの姿が見えないと、お互いを呼び合います。2羽がどれだけ長い間一緒にいて、お互いがとても大切な存在であるという事を見る事ができるのは素晴らしい事ですね。こうしてこの子達が25年間という長い間を共にに過ごせる事を見る事ができるのは、私たちスタッフにとってもものすごく幸せな事だと思います。」

Farm Sanctuary
ファームサンクチュアリー (Farm Sanctuary)
米国NY州とCA州に広大な土地を所有し、家畜動物の保護活動、擁護、教育、ベジタリアニズムなどを推奨する全米で一番大きな家畜動物愛護団体。創立者のジーン・バウアー氏が1986年、ストックヤード(家畜置き場)に捨てられていた一匹の羊「ヒルダ」を救った事をきっかけに、現在までに沢山の家畜動物のレスキュー、家畜動物に関する法律の改善などの活動を行っている。一般にファームを公開しており、予約を入れるとファームの見学や宿泊をする事ができる。
URL: www.farmsanctuary.org
ジーン・バウワー氏のインタビュー記事(日本語)

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