これから紹介するビデオは、米国カリフォルニア州のサンタクラリータ市にある「ジェントル・バーン(優しい家畜小屋、又は納屋)」という家畜動物愛護団体が作ったものです。〜Big Tree for Animals
「カルマ」という名前の母牛をレスキューしたこの団体は、レスキューの際、カルマを所有していた業者(または人)からカルマは実は子牛を産んだばかりだという事を聞かされていなかったそうです。
──ビデオの声「昨日の晩にこの雌牛(カルマ)をレスキューしたんだけど・・・そこの人は彼女がそこで子牛を出産したばかりだって言わなかったよ。このカルマがうちに来た直後は分からなかったんだけど、彼女はすごく動揺していて、子牛の事を探すように呼び声をあげ続けていたよ。彼女の心の傷みが伝わってくるようだ・・・。」
カルマが大声を上げて鳴く。
──ビデオの声「ホントに子牛を取り返したいんだね。(再会の)様子が最後まで撮れるように、このビデオの電池残ってるといいけど。」
──画面の文字:牛は非常に知能が発達しており、特に母牛と子牛の絆はとても強いと言われています。カルマは昨晩中大きな声で鳴き続け、その時点で彼女に子牛がいると知らなかったスタッフはどうする事もできませんでした。
──ビデオの声「さあ、これから彼女の子牛を連れてくるよ。見て、彼女の乳房からミルクが滴り落ちてるでしょ。あの人(カルマを売った業者)はこんな大切な事(子牛がいるという事)を僕らに説明すらもしなかったよ。」
場面が変わり、トラックが到着した様子を映し出します:
──画面の文字:カルマの子牛を乗せたレスキューチームのトラックがジェントル・バーンに到着した。そのトラックを見たカルマが、そのトラックの中にいる存在が、彼女が今一番欲している彼女の大切な子牛である事を期待するかのように、立ち上がった。
トラックが開き、中から子牛が出て来ました。
──画面の文字:遂にカルマのいる所からも子牛が見えた。カルマの呼び声が子牛にも届き、弱り疲れた小さな呼び声が、その子牛からも発せられた。
──画面の文字:カルマとシャンテ(もう一匹の牛)が子牛に必死で近寄ろうとしています。一方で子牛はストレスと空腹の為その場で倒れてしまいます。レスキュアーが子牛をもう一度立ち上がらせる事に成功し、子牛を母牛の元に引き寄せます。しかしストレスと衰弱がもう一度子牛を襲います(子牛は再び地面に倒れ込みます)。
中に入って母と再会した子牛がやっとの事で立ち上がり、母牛カルマのミルクを飲みはじめます。
──ビデオの声「(嬉しそうに)やっぱりこれが一番だよな!」
我々の仕事とは我々の慈悲(または同情)の心の輪を広げ、全ての生き物と自然のその美しさを受け入れる事である。
──アルバート・アインシュタイン
私は肉も食べるし、乳製品も使うけど、私にも何かできるのかな?私たちにもできる事をどうぞご覧下さい♫