【米国 ニューヨーク州発】動物虐待者(前科者)のデータベースへの登録化の法案が遂に可決☆法律として実際に実行される事に!

目次

この記事をシェア!

遂に法律可決!嬉しいです。これがニューヨーク州からその他の州へと広がり、日本へも広がってくれないかなーと期待しています。 〜Big Tree for Animals

以前「【米国】動物虐待前科者のデータベース登録化を希望する動き」でもお伝えしましたが、この「動き」が2013年6月についに法案としてニューヨーク州で可決されたという事です。この法案は、動物虐待にて有罪判決を受けた場合、性犯罪者と同等に米国刑事司法サービスのデータベースに登録されるという内容です。さらに、動物を虐待し苦しみを与えた動物虐待の犯罪者は必須の精神鑑定を受け、今後2度とペットを飼う事ができなくなります。

この法案によると、ニューヨーク州にて有罪判決を受けた動物虐待犯罪者の氏名、住所が直ちに一般に公開されるという事です。ペットの販売、譲渡に携わる人々がこのデータベースを確認し、これから譲渡する動物の安全を確認する事ができる事になります。

ニューヨーク州での動物虐待は、1999年より「バスターの法律」という名のもとに重罪(felony)として扱われています。これは1997年にニューヨーク州の北方にある街で起った、灯油をかけられ火をつけられた猫「バスター」の事件をきっかけに、このような残虐な行為をする者を有罪判決にする為に可決されました。今回の新しい法律(S2305A-2013)は動物虐待犯罪者のデータベース登録というによって、更なるステップアップとなるでしょう。

「動物虐待をする人間が、その後人間を傷つける事になる」という事はすでにしっかりと定着した知識です。この法案を後援した上院議員グレッグ・ボール氏は、「動物に対する犯罪を冒す人間は、非常に最悪の人間です。そしてその殺戮は彼らの近所やもっと大きなコミュニティーへと広がります。ほとんどの人々が同意されると思いますが、声なき動物達に対して示す尊敬や親切な心は、その人達が他の人間をどのように扱うかを判断する大きなヒントとなるのです。」

ロリポップファーム&ローチェスター・ヒューメインソサエティの代表アリス・カラブリース氏は「動物虐待の犯罪者は、常習的にその犯罪を繰り返します。ですから犯罪者の登録は我々はとても必要としているものでした。」とコメントしています。彼女の動物愛護団体は毎年1200件にも及ぶ動物虐待に関する電話を受けとっているという事です。

おすすめ記事

記事カテゴリー
アーカイブ