受刑者と保護犬のポジティブ・チェンジ・プログラム

合理的でポジティブで素晴らしいプログラムを見つけました。罪を犯し、罪を償っている人たちにも、感情があり、それぞれの物語があります。「罪を憎んで人を憎まず」実際は難しい事だと思います。「正義」の名のもとにテレビ番組やオンライン上でご意見番になるのは簡単ですが、その人たちの立場に立って物事を感じてみる、考えてみる、想像力を使ってみる、私も勉強中です。 〜Big Tree for Animals

犬の肉球のPaw(パウ)とPositive(ポジティブ)の「ポ」をかけ合わせて “Pawsitive Change Program(パウティブ・チェンジ・プログラム)” と付けられたこのプログラム。

カリフォルニア州のテハチャピという街ににあるNPO法人マーリーズ・マッツ・ドッグレスキュー(Marley’s Mutts Dog Rescue)と言う団体が行なっているプログラムの一つです。

この団体はカリフォルニア州で殺処分率が非常に高い事で知られているカーン郡にあるハイキル・シェルターから犬たちを引き出し、必要な社会化や必要なトレーニングをして新しい家族に譲渡するという活動だけではなく、子供や、十代の若者、また大人のための人道的な教育と職業技能のプログラムも提供しています。

パウティブ(Pawsitive)・チェンジ・プログラム

その中の一つとしてあるのが、”Pawsitive Change Program(パウジティブ・チェンジ・プログラム)”です。

ハイキルシェルターから保護された犬たちとカリフォルニア州の刑務所を結びつけ、お互いを助け合い、ポジティブな変化を起こそうと努力する 〜Pawsitive Change Program

をモットーにカリフォルニア州にある刑務所で受刑者さんたちと、犬たちの心のリハビリと社会復帰へのお手伝いをしています。

受刑者の皆さんと犬たち

▼このプログラムを受けた受刑者さんの感想

ビデオの要約

「ここにいる犬たちと自分の姿を重ねます。心に傷を負っているんです。虐待されたり、ずっと孤独だったり。でもここにいる犬たちも、環境によって変わる事が出来るんだって事に気がつきました。自分が(このプログラムを通じて)変化できたからそう分かるんです。だから、ここの犬たちと触れ合える時には、彼らが元の健康な精神状態に戻れるような手助けをしてやりたいんです。彼らの不安を取り除いてやりたいんです──彼らの存在が僕を助けてくれているように。このプログラムのスタッフは、普段は誰にも頼らず一人でやる事に慣れていた僕が、「他の人と関係を築く」という事を教えてくれました。僕が担当して居る犬を、僕が犬といられない時に違う人に委ね、相手を信頼する、という事を教えてくれました。このプログラムは僕を変えてくれました。自分の感情と向き合う事を学びました。」

▼このプログラムの効果を語る刑務所の監視員さん

ビデオの要約

カリフォルニア内でももっとも危険だと言われている刑務所で働く監視員さんです。

「刑務所内での暴力が減少しました。特定のギャングのグループや人種の関係が良くなりました。以前はそれぞれのグループで分かれていたのですが、今はお互いとコミュニケーションをとるようになったのです。このプログラムに参加したい受刑者の数も多く、順番待ちのリストがある程です。このプログラムのおかげで、特に暴力に関する問題が著しく減少しているところを見ると、このプログラムはとても効果のあるものだと思います。」

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