Big Tree for Animalsのフェースブックページでたまたま見かけた素敵な写真をシェアした所、皆さんもそれぞれに何か感じる事があったようでした。今回はその写真の犬のシェップ君と飼い主さんに関する記事を見つけましたので訳してみました。〜Big Tree for Animals
美しく心が温かくなるジョン・アンガーさんと彼の愛犬シェップ(19歳)の写真を見た人々から、高額なシェップ君の医療費代として、沢山の寄付が集まったということです。
アンガーさんと当時彼の婚約者であった女性は、生後8ヶ月であった仔犬をヒューメイン・ソサエティから譲渡しました。
「虐待された動物を助けてやりたかったんだ。」とアンガーさん。「なんだかよく分らないんだけど、とにかくその動物の持つ本当の可能性を広げてやるというビジョンがあったんだよ。」
それから何年も、アンガーさんと犬のシェップ君は最高な事も辛い事も共にしてきました。
はじめは、シェップ君はアンガーさんに対してナーバスになっており、以前虐待を受けた相手は男性だったのではという事でした。それからアンガーさんがシェップ君の信頼を得るまでに8ヶ月という月日を要したといいます。
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アンガーさんと彼の婚約者の関係が崩れた時、2人はシェップ君の親権(犬権)をシェアする事にしました。しかし、数年後元婚約者の女性が車で数時間離れたコロラド州に引っ越した後は、アンガーさんがシェップ君の世話をフルタイムで見る事になりました。
婚約者の女性と別れたアンガーさんは、とても落ち込み、自殺も頭をよぎるようになります。ある晩、アンガーさんはミシガン胡の防波堤に立ち、自らの命を絶とうと考えていました。
「正直に言うと、あの時シェップが俺と一緒にいなかったら、俺は今この場に立っていないと思うよ。シェップが俺のそんな暗い考えを振り落としてくれたんだ。なんて説明したらいいのか分らないんだけど、まさに俺の目を覚まさせてくれた。奴は俺の命を救ってくれた。だから俺はこいつの為にどんな事でもしてやりたいって思うんだ。」
近年では、この年老いたシェップ君はきつい痛みを伴う関節炎を煩っています。アンガーさんは、北ウィスコンシン州にあるスペリアー胡の暖かい水が、シェップ君をリラックスさせ、眠らせてくれる事を発見しました。
年老いたシェップ君と共に過ごせる日々が少なくなって来ている事を悟ったアンガーさんは、ウィスコンシンの写真家ハンナ・ストーンハウスさんに頼んで、この湖でリラックスする姿を撮ってもらったのでした。
この写真は2012年7月31日に撮られ、それ以来フェースブックにて200万回も観覧され、100,000回もシェアされています。この写真を見た沢山の人達によって、シェップ君の関節炎の治療、高価なレーザー治療費のサポートにと、沢山の寄付が寄せられているという事です。
【追記:7/19/2013】
パートナーのジョンさんと一緒に湖に浮かぶ写真が世界中の動物好きの人々の心をつかみ、そして愛されたシェップ君。7月17日に20歳で天国に召されたそうです。パートナー、ジョンさんの心のに空いた穴が、少しでも癒されます様に・・・合掌。
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Photo:Screen caption at Life with Dogs
日本語訳 (Japanese Translation):Big Tree for Animals (https://bigtreeforanimals.org)