自閉症を持つ8歳の男の子ジョニーはこれまでほとんど口を開く事がなく、自分の中に引きこもる事がほとんどだったそうです。しかし彼の所に来た一匹の子犬によって彼の世界はがらりと変る事になります。米国ジョージア州で2012年〜2013年の間に起った素敵なハッピーエンド物語です。〜Big Tree for Animals
2012年9月15日ジョージア州にある保健所に倒れていた子犬が運び込まれました。その子はひどくやせ細っていて予断を許さない状態でした。保健所にてすぐに点滴などの処置を施し、地元でレスキュー団体を運営する保健所のボランティアの女性がその子を保健所から連れて帰り、すぐに獣医師のもとに駆け込みます。*辛い写真にはモザイクをかけてあります。クリックするとモザイク処理のされていない写真が表示されます。

ジーナを獣医につれていったレスキュー団体の人も「今迄12年間レスキュー活動をして来たけれども、こんなに若い子犬がここまで酷い状況にあるのは見た事がなかった」という程、ジーナの状態は悲惨なものでした。その後ジーナを家に連れて帰ったときも、とても一晩生きて過ごせないだろうと思ったそうです。

ジーナを診察した獣医師の推測では、彼女は4ヶ月のスタッフォードシャー・テリア(ピットブル)のミックス犬でおそらくケージの中に閉じ込められ、エサもろくに与えらなかったあげくに、捨てられたのだろうという事でした。保健所に連れてこられた当時はたったの2.5キロだったジーナの体重も、その後正式にレスキューされた愛護団体「Friends of DeKalb Animals」の手厚い看護によって増え、徐々に健康を取り戻していったそうです。この愛護団体がフェースブックにてジーナのページ「Xena the Warrior Puppy」を作ると、世界各国から応援の声とともに寄付が届く様になり、このジーナのページは2万4千人ものファンに知られる事になりました。
元気を取り戻したジーナ
2012年11月に行われた譲渡会では、元気になったジーナが初めて登場し、フェースブックなどで応援してくれたサポーターと初対面したそうです。

スポンサードリンク
運命の出会い
そしてその場に来ていたのが、この後ジーナの大親友となる少年ジョニーくん一家でした。その譲渡会でジーナはジョニー君一家のそばに走より、ジョニー君と遊び出したという事です。
フェースブックでジーナのレスキューの話しを追っていたジョニー君のお母さんは、2人(匹)が楽しそうに遊ぶ姿を見て、ジーナを譲渡する事を決めたそうです。

Source 11alive.com
その後、ジーナはジョニー君の家にトライアル譲渡としてジョニー君の家に行き、その後3月25日正式に譲渡されることになったそうです。

ジョニー君のお母さんのお話
「ジョニーが知っている語彙は限られているのですが、ジーナが我が家に来てからというもの、ジョニーは黙っている事がないくらいよく話すようになりました。学校の帰りの車の中で、宿題をしながら、そして夕食になるまでの間ずっとジーナに話しかけているのです。

ハッピー★ビデオ
「You’ve Got a Friend in Me(きみと僕は友達だよ)」を元気よく歌うジョニー君と大親友のジーナ★
おもちゃで遊ぶジーナ
ジョニー君のお母さんのお話
「自閉症を持つ子にはよくあることなのですが、ジョニーは他の人が彼の近くに寄る事をとても嫌がるんです。そんなジョニーとジーナがあんなに近づいて、キスしたり話しかけたりしているのを見ていると嬉しくて涙が出てきます。」
