優しいオシャレを楽しむ大人に。毛皮の真実【残酷な写真はありません】

この記事をシェア!

日本では今毛皮が流行っていますね。私は今年11月に2週間程日本に帰国していたんですが、あちらこちらで毛皮を見かけてしまいました。

毛皮(ファー)を作る過程って、あまり深く考えずに想像すると、死んだ動物の皮を剥いで・・・というイメージでしょうか。でも真実は、動物達に想像を絶するであろう痛み、恐怖を伴う残酷な過程で作られています。そしてその方々が気づいておられようが、なかれようが、それに携わる毛皮労働者の方々の精神への影響、そしてそれらの魂にもいいはずはありません。

以下が非常に大まかに書いた毛皮制作の過程です。

  • 狭い檻の中でぎゅうぎゅう詰めにされたまま毛皮工場に運ばれる。
  • 半殺しにする為に、頭を蹴られたり踏まれたり・・・。
  • 生きたまま皮を剥がされる。
  • 体中の皮を剥がされた後は、生きたままほっておかれる。

毛皮になっている代表的な動物は、フォックス(キツネ)、ミンク、あらいぐま、犬、猫など。

インターネットを使えば、ユーチューブ(YouTube.com)でも、他のウェブサイトでも毛皮が作られる過程を載せたビデオ、写真などが簡単に見られます。センシティブな方は見ないほうがいいです。

このようなビデオを見ていると、以下のようなコメントを見かけます。

  • いのちを捧げてくれる動物達に感謝して使えば良いのではないか。
  • 生きている限り、何も犠牲にしないで(殺さないで)暮らしてゆくなんて無理です。
  • 自分が上みたいな言い方して偽善者では?

以下が、それぞれに関する私があくまでも個人的に感じる事です。

「いのちを捧げてくれる動物達に感謝して使えば良いのではないか。」

生活するのに必要不可欠ではない毛皮の為に、非常に残酷な扱いを受けて殺されてゆく動物達、私たちが感謝するだけで充分なのでしょうか?

「生きている限り、何も犠牲にしないで(殺さないで)暮らしてゆくなんて無理です。」

犠牲が完全に100%出ないように出来ないからと言って、まったく無関心で過ごすのはどうだろう?(完全にできないからといって、何もしないより、出来る事はする方がいいのでは?)

「自分がレベルが上みたいな言い方して偽善者では?」

確かに、そういう風な目線の方はいらっしゃるような気もします。動物愛護関係でもなんでも、他の人のすることばかりに目が行き、相手を批判する方々こそ、自らに目を向けて自らの魂を向上させるべく人なのかもしれません。「動物を救わなければなりません!」って言っておられる方々に限って、「『救って〜!』って助けを求めているのは、もしかするとあなた自身の心かもしれないよ。」なんて事もあるかも。

スポンサードリンク

毛皮に反対する方の中には「相手を責める」「怒りを周りにぶつける」という反応に出ちゃう方もいらっしゃいます。つまり相手の進化を自分のペースでしか見れない。そんな場合は大抵「自分は進化している、わかっている人なんだ」って勘違いしちゃってる場合も多々あると思います。でも結局相手をコントロールしようとしても無駄な事が多いです。「相手を攻撃する」という姿勢やイメージを手放し、「相手も自分も全部繋がっている、自分の世界が相手に出ているんだ、じゃぁ、私の心の話をちゃんと聞いてあげよう、愛してあげよう」っていう風に意識を向けると良いかもしれませんね。よければ、「【コラム】私たちにもできること」をご覧下さい☆

毛皮だけではなく、ダウンジャケットや羽毛布団にも使われる羽も、生きたまま抜かれるという、非常に残酷な現状があります。これをするな、あれをするなというつもりはありません。私自身もそうでしたし、あまり知らないまま、そういった商品を使ってらっしゃるんだろうと思います。ただ、一人の人間として、大人として、これからの世界を次世代にバトンタッチする身としては、人間にも、他の生き物にもできるだけ優しい社会を作ってゆきたいなーと思います。そうなるには、まず一歩立ち止まって、「この商品を買うという事は地球や他の生き物達や将来の子供達にどんな影響があるんだろう?」と考えてみることかもしれませんね。

アニマルレスキュー・ラジオ in USA!☆毛皮のエピソード公開しています

パートナーと共にやっているサンシャイン・スマイルのアニマルレスキュー・ラジオ in USA!にて「ファー(毛皮)について」というエピソードを公開しています。アメリカでの毛皮事情、日本で毛皮が流行る事などについてお話しています。内容的には聞いていて辛くなるような事や、お説教されているような気持ちにさせないよう心がけておりますので、繊細な方にも聞いて頂けるかと思います☆よかったら聞いてみて下さい〜。

ファー(毛皮)についてを聴く

その他のエピソードもどうぞ↓↓↓↓

アニマルレスキュー・ラジオ in USA!アメリカのレスキュー事情、動物事情その他ペットに関する情報をお届けしています。

この記事はリンクフリーですが、Big Tree for Animalsの許可なしに、このサイトに掲載の記事など、すべてのコンテンツの複写・転載をするのはご遠慮ください m(_ _)m また、当サイトの記事には全て免責情報とプライバシーポリシーが該当します。