大阪府出身、米国東海岸在住。1994年に渡米し、大学進学、就職、結婚と、気がつけばあっという間に時が経ちました。夫とともに動物愛護センターで出会った2匹の愛犬と暮らす中で、多くの気づきや学びがありました。愛犬たちを2017年と2020年に見送った後、新たにレスキュー団体から譲渡された子と現在も生活を共にしています。さまざまな経験を通じ、柔軟な思考で物事に向き合い、常に自分自身をアップデートできるよう心がけています。
動物に関するサイトを管理し、犬と暮らしているものの、決して完璧な飼い主ではありません。悩みや葛藤も多く、自分の偏りが犬たちに影響を与え、それが望ましくない形で現れることもありました。そうした経験から、「犬は飼い主の本当の姿を映し出す鏡」という言葉を実感し、自分自身への理解と愛情を持つこと、そして失敗しても自分を許すことの大切さを学びました。
かつては、犬のしつけや社会化が完璧であることが幸福の条件だと思い込み、その基準に達していない自分を責めることがありました。しかし、犬の「問題行動」とされるものは、時に飼い主の内面的な課題を反映したものもあり、犬たちは飼い主の心の成長を支える役割を担っているのかもしれません。もちろん、精神的・肉体的なケアを怠らないことはペットのガーディアンとしての最低限の責務ですが、そのうえで、動物たちが示してくれる無償の愛に感謝しながら、私たち自身が自らを愛し、励まし、より幸せな生き方へと歩みを進めることこそ、動物たちへの恩返しなのではないかと感じています。
動物に優しく接することは、単に彼らにとって良いだけでなく、私たち自身の心にも良い影響をもたらします。なぜなら、私たちはすべて繋がっているからです。これから、より多くの人々がそのことに気づき、調和のとれた世界が広がっていくことを願っています。
動物たちは、私たちに多くのことを教えてくれます。身近にいるペットたちは、単なる「か弱い存在」ではなく、自らその立場を選び、私たちに本当の優しさや無償の愛を伝えてくれる「愛に満ちた存在」なのかもしれません。このサイトを通じて、そんな動物たちの心の声を伝えていけたらと思っています。
ティース