最良から破滅的な13のペットフード 

アメリカではまた大規模なペットフードリコールが繰り返されています。残念ながら、日本も安心している場合ではないかも・・・と思っています。食は薬なりといいますが、獣医さんで薬をもらうような状態になる前に、普段からきちんとした食べ物をあげていれば、病気になり、高い治療費を払う事も少なくなるのではないでしょうか?ホリスティックと現代獣医学の両サイドからいつもバランスのとれた見解を分りやすく説明してくださるアメリカの獣医師、カレン・ベッカー先生は、犬や猫の栄養学にもとても詳しいようで、彼女のサイトでいつもとても勉強になるビデオを発信しておられます。今回、そのサイトに許可を頂いて訳してみました。これでないといけない!という感じではなく、新しい知識として勉強するつもりで読んで頂ければと思います☆*私は獣医ではありませんし、その知識があるわけでもありません。訳には最新の注意を込めておりますが、100%ではないかもしれません。ですから、この翻訳の最終的な意味はオリジナルである英語バージョンを参照して下さい。 – Big Tree for Animals

ベスト(最高)とワースト(最悪)なフード

皆さんこんにちは、Dr. カレン・ベッカーです。今日は皆さんの強い要望にお答えして「愛犬や愛猫にとってベストとワーストなフードについてのお話です。普段私が講義を行う時に「ベストからワーストフード」という13個のリストを紹介しています。そして興味深い事に、皆さんが自分のペットに与えている食べ物はほぼ、この13個のカテゴリーに当てはまるのです。たとえ自分がどの位置にあっても、どうか自分の事を責めたりしないという事を覚えておいてくださいね。基本的に皆さん以下のような感じかと思われます。

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  1. 自分のペットに与えているフードは本当はできれば自分のペットにあげたくないレベルのものなのだけど、経済的な理由から今は違うフードをあげる事ができない。
  2. または、フードの事に関してあまり知識がない。

もし皆さんが以下にあげるリストの下半分にあげられているフード、またはクオリティの低いフードを使っている場合も、自分を責めないであげて下さい。この記事の目的は皆さんに正しい知識を学んでもらい、金銭的に許す限り、出来るだけ良いクオリティーのフードが与えられるような状況に近づいてもらうという事なんです。

さて、これから皆さんに現在の自分が、このリストの中のどの部分にいるか確認してもらいます。そして最終的な目標は、これから少しでも良いフードをあげられるように努力をする事。「良いフード」というのは、生物学的に適切で、栄養価の高い食べ物という事です。

ペットの食事について知るべき事

予防する事に重点を置く獣医師として、私が常に飼い主さん達におすすめする事は、ペットの食事を再確認する事です。なぜなら食事は健康の基本になるからです。しかし皆さんが自分のペットの食事についての再確認をする際に、必ず覚えていてほしい2つの大切な基準があります。それは、食べ物は身体を癒す事もできるし、傷つける事もできるという事です。ペットに与える食べ物によっては、この2つの事(癒す又は傷つける)が起こりうるのです。

ペットには生物学的に最適なフードを

まず最初に確認をするべき事は、犬や猫という生物の種類にあった食事であるかどうかです。この場合、犬も猫も肉食動物としてたんぱく質が高く、水分が多く含まれた食べ物が最適な食べ物となります。

この「水分」は、犬や猫にとって非常に大切な要素です。水分を与えない事は多くの生物学的な問題を発生させる事になります(特に猫)。この水分の不足は腎臓病を含む臓器の機能障害を引き起こしてしまいます。なぜなら犬や猫は全体の70%が水分のフードを食べるように作られているからです。つまり(犬や猫が食べる)ネズミやウサギには、それだけの水分が含まれているという事です。もし犬や猫にドライフードしか与えていない場合の水分は、たったの12%。その場合、その犬や猫は慢性的な軽い脱水状態のまま生きる事になり、それが内臓への負担をかけるのです。ですから、犬や猫にとって、生物学的に最適な食べ物は、たんぱく質が高く、水分を豊富に含み、でんぷんの低い食べ物となります。「でんぷん」とは「穀物」や「炭水化物」の事も含まれます。ですから、コーン(トウモロコシ)、小麦、お米や豆などはみな炭水化物であり、犬や猫の食事には生物学的に必要のない食べ物となります。

バランスのとれたペットフード

自分のペットに何をどのようにして与えればいいのかを考える時に大切な2つめのポイントは、「バランスのとれた食事」であるという事です。私が言う「バランス」という意味は、「ペットに必要なビタミン、ミネラルや栄養価が入っています。」という表示だけではありません。私が言う「バランス」という意味は、そのフードには必要なビタミン、ミネラルそして栄養価が含まれている事をきちんとテストによって証明され、保証されたフードの事です。

もしあなたが「そうじゃないかな〜?」と推測する場合は、その食べ物はきちんと「バランス」の取れたものではない可能性が高いかもしれません。人間と比べ、犬や猫の栄養失調の身体への影響はとても早くに現われます。ですから、どんどん成長する子犬や子猫の時期に栄養不足になると、内臓の衰退や、骨格の問題等が2ヶ月から6ヶ月の間に現われます。成犬や猫の場合は2年から3年の間に、命に関わる内臓の衰退に見舞われてしまいます。ですから、バランスのとれた食事を与える事はとても大切なのです。

ベストからワーストのフードリスト

さあ、それではリストの発表です。まずリストの1番目、あなたの犬や猫の為に選ぶ最高の食べ物は、手作りでバランスの取れた生食です。バランスがとれたというのは、栄養的に完全であるという事です。完全であると確信できる理由は、あたなが栄養的にバランスが取れていると証明されたレシピ本にそって作ったフードであるという事です。(そのようなレシピはMercolaHealthyPets.comにて購入する事もできます。)

生食とは、混じり物のないまたは、加工されていないという意味です。与える生食には純粋なビタミン、ミネラルや栄養素が含まれている事が重要です。食べ物を加工する事によって、生きた酵素や栄養は破壊されてしまい、ペットに必要な栄養価値のない食事になってしまいます。

手作り食はあなたのペットにとって最高の食事の1つです。なぜなら、材料を自分で選択し、クオリティの高いものを与える事が可能だからです。もう1つ私がおすすめするのは、食事にバラエティを加えるという事です。手作り食ならば、その季節にあった果物、スーパーで少し安く売られている色々な種類の肉などを選び、その時々で色々な組み合わせのバラエティに跳んだ食事を作ってあげれる事も大きな利点です。

2番目にベストなフードは、お店で売っている犬猫用の生食のフードです。さて、お店で売っている生食というのは、もちろん誰かがあなたのかわりに用意してくれた食事の事ですが、もちろんバランスが取れているかというのはとても大切です。現在販売されている生食は沢山がりますが、その中には完全にバランスのとれた栄養を含む生食だと「証明」されていないフードもあります。

生食フードは、少し高級なペットブティック(ショップ)にある冷凍庫に入っている事が多いかもしれません。残念な事に、通常のペットショップには、生食を販売している所はまだあまりありませんが、インターネットやペット・ブディックにて購入可能です。生食フードの包装に「このペットフードは、全てのライフ・ステージに必要な栄養価値が含まれている事を証明されています。」とはっきり表記されているはずです。そう表記されているフードを選ぶのはとても大切な事です。

3番目にベストなフードは、手作りのでバランスのとれた加熱されたフードです。このフードは1番目にあげたフードと全く同じですが、ここでは加熱された食べ物を使います。という事は、栄養組織が加工された事により少し減少した食事、という事になります。

4番目にベストなフードは、ヒューマングレード(人間も食べれる)缶のフードです。もし、缶に表示されている材料は「ヒューマングレード」だと表示されていない場合は、ヒューマングレードではないという事です。ですから、ヒューマングレードのフードはそうして表示されている事、そしてそれはフードの値段にも現われます。このフードは一番値段の高い選択となります。私がよく自分のクライアントにお話するのは、「お金があって、時間がない場合は、ヒューマングレードの缶詰フードを買ってあげて下さい。」という事です。もしも、時間はあるけれど、お金はそんなにない場合、ほとんどの飼い主さんは家でバランスのとれた手作り食を作っています。その方がかなり安上がりだからです。

5番目にベストなフードは、ヒューマングレードのドライフードです。なぜドライフードが5番目に来るのかという所に注目して下さい。それはドライフードは水分が豊富な食事に比べると、生物学的に最適ではないからです。ヒューマングレードである事が大切なのは、それが理論的に、人間用であり、副産物で作られたものではないという意味だからです。

リストの6番目は、スーパー・プレミアムの缶のフードです。スーパー・プレミアムの缶フードは、ペットコやペットスマート(*訳者注>米国大手のペットショップ)などの一般のペットショップにて購入する事ができます。

7番目はスーパー・プレミアムのドライフードです。

8番目は獣医に勧められた缶フードです。獣医さんにて販売されています。ブランド名は、サイエンス・ダイエット、ピュリーナの処方食や、ロイヤル・カナンやウェルサムなど。これらは全て獣医系の缶フードで8番目のリストに入ります。

9番目のリストは獣医に勧められたドライフードです。

10番目が、スーパーで売られている缶フード。

11番目が、スーパーで売られているドライフード。

12番目、リストの最後の方のリストですね。これは袋に入った「しっとりタイプ」のフードです。私がなぜこのタイプのフードをおすすめできないのかというと、まずは缶につめられておらず、袋に入っているという事。そして、開封してみると、フードは柔らかくて、腰のある感じですね。この包装に表示されている材料をよく見て下さい。この手のフードには「プロピレン・グリコール(Propylene Glycol)」というものがあるはずです。「プロピレン・グリコール(Propylene Glycol)」はなぜかペットフード業界で使用してもよいと許可されているとても恐ろしい材料です。これは不凍液(Antifreeze)、つまりエチレン・グリコール(Ethylene Glycol)の「はとこ」にあたります。「プロピレン・グリコール(Propylene Glycol)」を食べるのは、ペットにとってとても不健康ですので、この材料が含まれるフードを与えないようにして下さい。

13番目、リストの一番最後──最悪のフードの発表です。それは、バランスの取れていない手作り食(生/加熱食)です。鶏の胸肉に野菜を入れただけでおしまいという餌を与える人々も私の診察にくる人のなかにいくつかいます。たとえ手作り食でも、生物学的に必要なカルシウム、ミネラル、微量やオメガ脂肪酸などが満たされていない食事を「適当」に作る事によって、内臓の衰退や、骨格の問題が起きてしまいます。

最悪のフードを最高のフードに変えるには

面白い事に、リストの中でも一番最悪だったバランスの取れていない手作り食は、適正なレシピを守り、必要な材料を加えると、たったの数分でいとも簡単に一番ベストなフードに甦る事ができるのです。バランスの取れていない手作り食を正しい方向に帰るのはシンプルで簡単な事です。

さあ、というわけで、以上がベストからワーストフードのリストでした。もし、あなたが、このリストの下半分にあるフードを与えている場合は、目標を決めて少しずつ上に上がっていきましょう。すでにリストのトップにいる場合は、自分のペットにベストなフードを与えているあなたの事をしっかりと褒めてあげて下さい。

オリジナル(英語): 13 Pet Foods – Ranked From Great to Disastrous…
Posted on healthypets.mercola.com by Dr. Becker on July 21 2010
*この記事は米国Dr.カレン・ベッカー先生のサイトスタッフさんに許可を得て、その英文をBig Tree for Animalsが日本語に翻訳したものです。当サイト、Big Tree for Animalsは、Dr.カレン・ベッカー、またはmercola.comとの提携関係は一切ありません。

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