愛犬・愛猫のためのスーパーフード:ボーンブロスの簡単レシピとメリット

ボーンブロス

目次

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シンプルで簡単に作れる、栄養たっぷりのスーパーフード「ボーンブロス」!我が家でも愛犬にあげている、この魔法の飲み物についてご紹介します。 〜Big Tree for Animals

チキンや牛の骨を使ったボーンブロス(Bone Broth) は、ペットの食事に加えることで多くのメリットがあります。以下にその主な効果を紹介します。

1. 水分補給をサポート

ボーンブロスは水分が豊富で、ドライフード中心の食事では不足しがちな水分を自然な形で補給できます。特に、猫や犬は自ら水を飲む量が少ないことがあるため、食事から水分を摂取することが重要です。

2. 関節の健康をサポート

骨や軟骨を煮込むことで、コラーゲングルコサミンコンドロイチンなどの関節を保護・修復する成分が抽出されます。これらは関節の炎症を抑え、可動域を改善する効果が期待されます。

3. 消化器官のサポート

ボーンブロスには、ゼラチンや**アミノ酸(グリシン、プロリンなど)**が含まれており、消化器官の粘膜を保護し、腸内環境を整える効果があります。これにより、胃腸の不調やアレルギー症状の緩和が期待されます。

4. 免疫力の向上

骨髄や骨から溶け出すミネラル(カルシウム、マグネシウム、リンなど)は、免疫システムを強化します。また、ボーンブロスには抗炎症作用がある成分も含まれ、病気への抵抗力を高める効果が期待されます。

ビーグルが飲んでいる

5. 食欲増進

香りが良く、風味が豊かなため、食欲が落ちているペットでも食事を楽しめるようになります。ドライフードにかけるだけで食いつきが良くなることが多いです。

6. 被毛と皮膚の健康

ボーンブロスに含まれるコラーゲンやアミノ酸は、被毛のツヤや皮膚の健康を維持するのに役立ちます。乾燥や皮膚の炎症を軽減し、全体的な外見の改善に寄与します。

作る際の注意点

1. 玉ねぎやニンニクを使わない

これらはペットにとって有害なので、絶対に入れないようにしましょう。

2. 脂肪を取り除く

冷やした後、表面に固まった脂肪は取り除くことで消化への負担を軽減できます。

3. 長時間煮込む

骨の栄養素をしっかり抽出するために、8~24時間じっくり煮込むことが推奨されます。

ボーンブロスは、関節の健康、消化器の保護、免疫力の向上など、ペットの全体的な健康に多くのメリットをもたらします。水分補給ができ、嗜好性も高いため、食事に加える簡単で効果的な方法としてぜひ取り入れてみてください♫

犬猫用ボーンブロスの簡単レシピ


材料

  • チキンまたは牛の骨(関節部分や軟骨を含むものがベスト): 約1~2kg(※鶏の手羽元、牛の関節骨、背骨などがおすすめ。)
  • 水: 骨が完全に浸る量
  • リンゴ酢(または白酢): 大さじ2(※骨から栄養素(カルシウムやミネラル)を引き出すために使用。)
  • オプション:ペットが好きな野菜(※玉ねぎやニンニクはNG
  • ニンジン、セロリ、カボチャなど

作り方

1. 骨の下準備

骨を軽く洗い、血や汚れを取り除きます。大きな骨の場合は適当な大きさに切っておくと良いです。

2. 材料を鍋に入れる

鍋に骨を入れ、骨が完全に浸るまで水を注ぎます。リンゴ酢を加え、そのまま30分ほど置いておきます。酢が骨の栄養を溶け出しやすくします。

3. 煮込む

鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にします。

アク(白い泡)が出たら丁寧に取り除きましょう。

4. 長時間煮込む

弱火でじっくりと8~24時間煮込みます(スロークッカーを使うと便利)。長時間煮ることで骨からコラーゲンやミネラルがしっかり抽出されます。

5. 冷やして脂を取り除く

煮込み終わったら粗熱を取り、冷蔵庫に一晩置きます。表面に固まった脂肪をスプーンで取り除きます

6. 完成!

できあがったボーンブロスはドライフードにかけたり、そのままおやつとして与えることができます。冷蔵保存で5日程度、冷凍保存で1ヶ月ほど保存可能です。


注意点

与えすぎに注意

1日あたり少量(犬の場合:小型犬なら大さじ1~2、中型犬で大さじ2~3、大型犬で大さじ4程度、猫の場合:小さじ1~2)から始めましょう。

調味料は一切不要

塩や香辛料はペットにとって有害なので使用しないでください。

玉ねぎ・ニンニクは厳禁

これらは犬猫にとって毒性があるため、絶対に使用しないでください。


時間がない人向け!圧力鍋で作るボーンブロス

圧力鍋を使えば、通常8~24時間かかるボーンブロス作りを2~3時間で済ませることができます。忙しい方におすすめの方法です!


材料

  • チキンまたは牛の骨: 約1~2kg(※鶏の手羽元、牛の関節骨など)
  • 水: 骨が完全に浸る量
  • リンゴ酢(または白酢): 大さじ2
  • オプション:ペットが好きな野菜(※玉ねぎ・ニンニクはNG)

作り方

1. 骨の準備

骨を軽く洗い、血や汚れを取り除きます。大きな骨は適当なサイズに切っておくと良いです。

2. 圧力鍋に材料を入れる

骨を圧力鍋に入れ、骨が完全に浸るまで水を注ぎます。リンゴ酢を加え、そのまま15~20分置いておきます。

3. 調理開始

圧力鍋のフタを閉め、高圧設定で2~3時間煮込みます。骨からしっかりと栄養素を抽出するために、最低でも2時間以上煮込むのがおすすめです。

4. 圧を抜いて仕上げる

調理が終わったら圧力を自然に抜きます(急冷せず、自然放置が安全です)。

5. 脂を取り除く

ブロスをこし、粗熱が取れたら冷蔵庫に一晩置きます。表面に固まった脂肪をスプーンで取り除きます。


ポイント

  • 調理時間を短縮:通常の煮込みと違い、圧力鍋なら栄養素が短時間で抽出されます。
  • 冷凍保存がおすすめ:冷凍用トレイに小分けしておけば、必要な分だけ解凍して使えます。

注意点

  • 玉ねぎやニンニクなど、ペットに有害な食材は絶対に使用しないでください。
  • 料理後、圧力鍋の安全弁やシール部分の清掃を忘れずに行いましょう。


愛犬・愛猫の健康をサポートするために、ぜひボーンブロスを手作りしてみてくださいね!

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