【コラム】信頼のおけるブリーダーさんとは?

青空の犬

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信頼できるブリーダーを見極めるためのチェックリスト

ブリーダーさんの所で犬を買う時のチェック項目を作ってみました。信頼のおけるブリーダーさんというのは、犬が大好きなだけでなく、心から犬達の幸せを願う方であって欲しいですよね。ですから、ブリーダーとして、社会的責任をきちんと果たし、自分の所から保健所に流れ込む犬が出たりする事を絶対的に防ぐようなやり方をしてらっしゃるのではないでしょうか?

基本的には新しい犬や猫を飼う時には、保健所やシェルター、愛護団体に飼い主を探している動物達がいる限り、そういう所から新しいコを迎えて欲しいな♫と思っちゃうんですが、でもうちはブリーダーさんからという場合は、是非以下のリストを参考にして下さい。どうか、どんな事があってもインターネットやペットストアなどで「自称ブリーダー」「うちの犬達はパピーミルから来ていません!」等、いかにも「うちは他とは違います」っていう宣伝で動物を売っている自称ブリーダーさん所で買うのだけは避けてほしいなと思います。

全て、実際にブリーダーさんのお宅へ伺い、動物が飼われている状況を堂々と見学せてくれる所を選択する。逆に、「お客さんがウチ(ブリーダー)に犬達を見に来るくらい真剣でないと、うちの大切な子達は譲りません。」っていう程のブリーダーさんがいいですね。

このリストはシーザー・ミランさんの本「How to Raise the Perfect Dog: Through Puppyhood and Beyond」に載っていた項目を参考にさせてもらっています。

本物のブリーダーさんの基準項目:

  • 一頭につき、一年に一度しか出産させない。
  • 親になる犬は由緒あるドッグショーで、ジャッジ(審判員)の前に立った事のあるクオリティーである(血統書付き=繁殖できる犬ではありません)。
  • 自分の所から出て行った犬は、たとえ何年経っていても、万が一その子の飼い主さんが犬の世話をできなくなった場合は引き取り、また新しい飼い主を探すという保証付き(つまり自分の所から出てゆくコ達は絶対に保健所などのシステムに流れてゆかない。
  • 新しい飼い主や、犬との関係を切らずにその後のチェックを行う。
  • 新しい飼い主さんの住んでいるお家を確認しに行き、庭の冊が壊れていないか、などの確認を行う。
  • 犬の育て方、環境、食べ物などの教育を行う。
  • 犬を飼いたい人の生活スタイルがこの犬種の性質とマッチしているか確認。生活スタイルがあわない場合は売らない。

信頼のおけるブリーダーさんは、自分の所にいる犬や子犬達の健康状態、性質、気質、血統など、全ての質問にキチンと答えてくれるはずです。もっとしっかりしているブリーダーさんの場合は、新しい飼い主さんの元で、犬が万が一若くして病死した場合は、ブリーダーさんの経費でその犬の解剖を行い、その血筋の遺伝子に何らかの問題がないかチェックする事を許可する契約書にサインをしてもらうそうです

買う前にブリーダーさんに質問する項目:

  • 繁殖暦はどれくらいですか?
  • 一年に何匹の子犬を生ませますか?
  • どのような理由でこの親犬を繁殖に使うと決めたのですか?
  • この犬種にありがちな病気はなんですか?
  • そのような病気を防ぐ為にどのような事をしていますか?
  • 親犬の健康状態を証明する書類はありますか?
  • 親犬はあなたの所に住んでいますか?(もし住んでいない場合)なぜ一緒に住んでいないのですか?
  • 親犬と子犬達に会わせて頂けますか?
  • 親犬は由緒あるドッグショーに出た事はありますか?(血統、遺伝子に問題がないかなどのチェックを確認するため。由緒あるドッグショーに出場する犬の飼い主は、その辺り徹底した管理をしているからです。ドッグショーに出ている事自体が偉くそれ以外の犬は価値がないという意味ではありません。)
  • あなたの所の犬にきちんとした社会化教育(他の動物や人間、周りの環境や新しい環境に対する適応性)をさせるのに、どのような事をしていますか?
  • どのようなフードをあげていますか?そのフードを選んだ理由は何故ですか?
  • 子犬達は必要なワクチンは全て終了していますか?
  • 子犬達は駆虫していますか?
  • 犬を購入する際には契約書はありますか?
  • 購入後、犬が生きている間は、助けが必要な際には確実にアドバイスや助けを頂けますか(一生でない場合はその期間はどれくらいですか)?

その他、信頼のできるブリーダーさんは:

  • 8週間以下の子犬は絶対に売らない
  • 新しい飼い主になる人にはルールを書いた契約書にサインしてもらう。そのルールはかなり厳しい内容だと思います。
  • (一般家庭に犬を売る際は)子犬の避妊/去勢を義務づける
  • その犬が生きている限りアドバイスなどにはいつでも答えてくれる。
  • 売れた子犬を一匹飛行機に乗せて送ったりしない。

全ての動物達が幸せな一生を送れますように!

Knowledge is power!
知識はパワーです。

専門家の言いなりではなく、自分で自分を教育して行く事も、忘れないでいたいですね。例えば、獣医さんだからといって、全ての方が犬の栄養学について詳しいという事ではありません。

私もかなり前かかっていた獣医さんに、「ドッグフードに副産物が入っているのは当たり前。ほとんどのフードに入ってるから避けて通れないよ。」と言われて、自分の求めるのと違うなと思い、獣医さんを変えました。

上記はあくまでも私個人の感覚です。各個人で何かが腑に落ちないというような直感を感じる時には、それを信じて自分なりに勉強したり、調べたりする事は大切です。

関連記事:「バックヤードブリーダーへの手紙」もどうぞ。

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